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GTA 6 ハッカー:リークの舞台裏

2026年8月18日以降、「サイバリーク」と名乗る人物が「グランド・セフト・オートVI(GTA6)」の未公開ゲームプレイ映像を次々と公開し、ゲーム業界に衝撃を与えています。運転、銃撃、飛行シーンやマップの一部に加え、直近ではハイパーカーでの疾走シーンやストリップクラブ内部を映した映像も公開されました。

Rockstar Gamesの親会社であるTake-Two Interactiveは迅速に対応しました。2026年8月20日、同社はニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所にMicrosoftとDiscordを相手取ったDMCAサピーナ(召喚状)を提出。Microsoftに対してはアカウントID、登録・ログイン時のIPアドレス、電話番号、端末識別子、GTAやRockstar、サイバリークに言及するOneDriveの内容などを要求し、Discordに対してはサイバリークが活動していたとされる複数のサーバーの利用者情報を求めています。両社とも2026年9月4日までの回答が求められており、Microsoftはこの要請に異議を唱えず、Rockstarおよび Take-Twoの知的財産保護に協力していると表明しています。

サイバリークはドイツ人なのか?

サイバリークの正体は公式には依然として確認されていませんが、ドイツとの関連を示す手がかりが増えています。PC Gamerなど複数のメディアは、サイバリークの公式サイトとそのミラーサイトがドイツのホスティング事業者上でホストされていると報じています。ドイツ人のTwitchストリーマー、デニス・ヴェルト氏(通称「Heideltraut」)はX(旧Twitter)で、サイバリークのIPの痕跡がドイツ有数のホスティング企業Hetznerのサーバーに繋がっていると指摘し、投稿に見られる「Moin, moin」というドイツ語特有の挨拶などから、犯人は30代半ばから後半ではないかと推測しています。これらはいずれも未確認の情報であり、Take-Two自身も具体的な容疑者はまだ特定できていないとしています。

Take-Twoが法的措置を開始した直後、サイバリークが最後まで維持していたサイトとTelegramチャンネルが突然オフラインになりました。これがリーク活動の終わりを意味するのかは不明で、専門家の間では懐疑的な見方が強いです。サイバリークはこれまで、デジタル予約の中止や「偽の」シングルプレイヤーDLCの販売停止、Rockstar Gamesからの公式謝罪を要求しており、活動資金の一部は独自の暗号通貨トークンによって賄われていたとされています。

今回のリークによりTake-Twoの株価は一時的に下落しましたが、その後一部回復しました。この法廷闘争は、デジタル時代における知的財産侵害を出版社がいかに深刻に受け止めているか、そして匿名の関係者をネット上で特定することがいかに困難かを物語っています。ファンにとって気になるのは、このリーク騒動が8月27日にNetflixで公開予定の「エクステンデッド・ルック」や、11月予定とされるGTA6の発売時期に影響を及ぼすかどうかです。